スライス面の品質管理
スライス加工は厚みを出すだけが全てではありません。加工時に余計な傷を付けないという「仕上げの美しさ」も重要です。
当社で加工している化粧品パフスポンジや医薬品塗布スポンジは、軟質や粘性といった性質から高精度なスライス加工が難しいとされています。更に、商品の特性上、精度だけではなく、加工時の傷のコントロールも重要視されます。
仕上がりの美しさにこだわる
当社では、これらの難問を独自のスライサーと職人のノウハウによってクリアしています。他社には真似出来ない「美しいスライス面」はユウキスライス工業の強みです。そこには機械だけではなく、操作する人間の高い技術が活かされています。
また、化粧品パフスポンジについては、異物混入や汚れの付着を避けるために工業用・履物用等とスライサーや作業場を分離しております。スライス品は全数検品とグレード毎の仕分け、更に金属探知機による検査を経てお客様にお届けいたします。
スライス痕のチェック
職人の目で一枚一枚丁寧にスライス痕の有無をチェックしています。
スライス面のチェック
刃による加工面のガタツキが無いかどうか一枚一枚チェックしています。


難しいからこそ、挑戦する。
発想力を使って新しいスライス手法を考案する。
スライスの常識を変える
一般的に研磨材を刃物でスライスすることは不可能とされていました。しかし、当社ではそんな常識にもチャレンジします。
例えば、フェルトとウレタンの複合素材で作られた羊毛研磨シート。眼鏡レンズを研磨するための素材になります。ウレタンの充填度合いにより、スライスの微調整が適宜必要となる非常に難しい素材です。他社では断られてしまう案件ではありますが、複数の機械を組み合わせることでスライス加工を実現しました。厚みは1.2mm(±0.1mm)精度で加工します。
フェルト・ウレタン複合の羊毛研磨シートと研磨材(3M製)
従来のスライス方法では不可能とされていました。
厚さ 0.4mm の高精度スライス
低発泡塩化ビニール(ロール状)0.8mm → 1/2 スライス
軟質ポリウレタン 1mm → 1/2 スライス
軟質ポリエチレン 2mm → 0.75mm x 2 スライス
圧搾コルク 0.4mm スライス
など、薄割加工の実績例が多数ございます。当社では「薄い原板からの薄割加工」が可能です。
長年の経験・ノウハウにより、オリジナルのスライス手法で精度の高い加工を実現します。お客様のご要望があれば、さらに薄い物のスライスにもチャレンジします。お気軽にご相談下さい。



低発泡塩化ビニールやソフトロン、圧搾コルクの極薄スライス
新素材開発のパートナーとして
お客様と一緒に挑戦する。
新素材の開発協力実績
発泡体はどれだけ物性の高い素材を開発しても、商品化するためにスライス加工が必要となる場面が多くなります。そして、新しい素材へのスライス加工は常にチャレンジの連続です。その結果、他社では門前払いとなってしまったケースも多くお聞きします。しかし、ユウキスライス工業はそんな案件を喜んでお手伝いいたします。
現在、当社の技術が評価され、多くの企業様や研究所等との新素材の開発協力をさせていただいております。開発テストをご検討中の方は、是非当社にスライス工程をお任せください。



新素材フォトクロミックEVA発泡体
太陽光または紫外線による発色・消色を繰り返すEVA発泡体。発色を利用した商品作りが可能です。
お問い合わせ
スライス加工に関するお悩み、何でもお気軽にご相談ください。
TEL.06-6751-8196
FAX.06-6751-8296
[受付時間] 08:00 – 17:00(日・祝除く)
ユウキスライス工業
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